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Nov.07.2009 [Sat]

_ なみへいの特産品試食会に行ってきた。

_ ここのお店はユニークなお店で、なんと日本酒・焼酎・ワインの持ち込みはフリーで持ち込み料もないし氷や水まで無料、それどころかなんと、持ち込んだ酒のボトルキープまで出来るというとんでもない店だ。料理の方は冬場は鍋コースもあるようだけど、基本は地域の特産品二品を含む七品 3,200 円のコースのみで、アラカルトはオプション扱い。でも、ここの料理長の卓越した料理センスで構成したコースの料理はどれも絶品で、特に二週間変わりの地域の特産品は、料理長の技術とセンスが発揮された素晴らしい仕上りに、いつも驚き感動させられます。特産品というのは、豚肉や魚、ニンニクとかなら扱い易いだろうけど、地域によってはサボテンとか桃とか漬け物なんてのもあるわけですね、しかし、料理長はどんな食材でも、その食材の個性を活かした見事な料理に仕上げてくれるのです。

_ なみへいについてはもっと語りたい所だけど、それはまた書くとして、今回の試食の話しをしましょう。今回の特産品は島根県邑南町の特産である「石見和牛」と“福祉法人おおなん福祉会はあもにいはうす”という障害者施設で作っている「米粉パン」。

石見和牛肉  まずは、お肉から……部位は赤身の旨味が味わえるモモ肉で、調理方法は、肉の味が活きる「牛たたき」。まず、ソースを付けずに一切食べてみました。とても柔かく木目が細かくて、赤身の肉なのに口の中で解ける感じ、味の方はあっさりした中に、じんわりと肉の旨味が滲み出てくる、とても上品な味わいです。掛値無しに美味しい牛肉だと思います。正直いってソースをつけて仕舞うのは勿体ないんじゃないかと思ったのですが、なみへいの料理長がこの牛肉に敢えて添えたソースなのだから、と思い直し、二種類のソースを各々付けて食べてみました。灰色っぽいのが菊芋、オレンジ色のがニンジンのソースです。どちらも、根菜のソースですね。その、根菜の土の香で肉の持っている力強さが引き出されている。ソースも素晴らしいしそれを受け止める肉も素晴らしい。やはり料理長の手にかかると、食材の実力が最大限に引き出されるのだと思い知らされました。
米粉パン  次は、米粉パン……写真を見れば判る通り、イングリッシュ・マフィン風のパンですね。僕は、イングリッシュ・マフィンは、モチモチ感が大切だと思ってます。二つに割って表面をカリッとトーストして中がモチモチしているのが美味しい!!だからこのパンは米粉のモチモチした食感を、とても上手に活かしていると思います。ちょっと判りにくいと思いますが、写真で二つある内の左側は、ハーブを練り混んだパンです。実はハーブも邑南町の特産品らしいのですが、そのせいかハーブが大量に使われていて、ハーブの香りが広がってとても美味しい。ハーブ好きなら絶対に感動するパンだと思います。
イカの沖付け  おまけ……これは、試食の対象ではないのですけれど、丁度お店に持ち込まれてた佐渡の沖付けです。普通の沖付けは結構醤油の味が濃いものだけど、この沖付けは薄味でイカの風味が活かされた仕上げになっています。また、写真の下の方にあるのは、その乾物を焼いたものです。焼くと塩味が強くなるので、普通の沖付けだと、こんな風にはできないのだけど、薄味仕立てのこの沖付けなら美味しい。乾物にするとイカゴロ(内臓)の旨味が濃縮されて濃厚な旨味が口の中に広がります。参加者の口から次々と「酒が欲しい」という言葉が……(^^;
田酒  すると、お店のママが冷蔵庫から一升瓶を持ち出してきました、ラベルを見ると青森の銘酒「田酒」です。「お酒、飲めない人はいませんね」と、言いつつ皆にふるまってくれました。もう、これはたまりません(T_T)
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by *namu*

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